※会話文




隣の席の××



「ジノ!聞いてください!!ルルーシュが」
「よかったなユフィ!いやー私はスザクが」
「人の話は最後までお聞きなさい!ルルーシュが」
「その話はもう聞いたよ!それよりスザクが」


「あー…リ・ブリタニア。それからヴァインヴェルグ。授業始めるから席つけー」
「「……はい」」


「ですからっこれから話すのは初めてする話だと言っているでしょう?」
「はいはい、どうせルルーシュがモノを拾ってくれたんですーとか、フェネットじゃなくて私と出かける約束をしてくれたんですーとかだろう?」
「ジノこそ、どうせスザクに腕回しても叩かれなかったんだとか、スザクがお昼ご飯を分けてくれたんだとかでしょう?」
「いつまでも進展しない君と一緒にしないでくれるかな?」
「私とルルーシュが仲良しだからといって、嫉妬しないでくださいます?男の嫉妬はみっともないですわ」

「リ・ブリタニア。それからヴァインヴェルグ。いくら小声でもそれ以上続けると副生徒会長に苦情を申し立てるぞー」

「失礼しました。授業を続けてください」
「ふふっその通り、おとなしくしていたまえ」
「言っておきますが、ジノよりルルーシュの方が何万倍もスザクと仲良しさんですからね。ルルーシュに苦情が行くということは、スザクにも話が伝わるということですわ」
「先生、その問題私が答えましょうか?」
「やる気が出たようだなヴァインヴェルグ。特別課題を進呈しよう。放課後、数学研究室に来なさい」
「了解した」

「あら、おとなしいですわね。スザクに会いに行く時間が減るーって騒ぐかと思いました」
「ふんっ甘いなユフィ!課題をスザクに教えてもらうんだ!」
「どこかの弟のようなことをするんですね。ジノがやっても可愛さ減で相手にされないと思います」
「何、スザクなら大丈夫さ!ルルーシュのように弟妹以外には興味のない人間じゃないんだ」
「ルルーシュはそんなことありません!それに、スザクだったらジノができるってわかって教えてくれませんよ」
「失礼な!スザクはそんな冷血漢じゃないぞ!!」
「スザクがどうこではなく、ジノがお馬鹿さんなんですよ。おとなしく課題を一人で片付けなさい。私はその間にルルーシュとスザクとお買い物に行きますから」
「なんだそれは!?」
「ナナリーのお洋服を買いに行くんです。うらやましいでしょう?大丈夫、スザクにはきちんと、ジノが課題をおとなしくやっていると伝えておいてあげます」
「私も行く!!」
「先生、ヴァインヴェルグくんがうるさいです」
「なっ人のことをいえないだろう!?」

「もう頼むから隣の席になるなお前ら」

今日もアッシュフォード学園は平和です。










inserted by FC2 system